徒然と、命の時間
最近、ちょっとした事故を起こしてしまい、意気消沈というか、沢山反省をして、近頃の自分を振り返っていた。そんな矢先、身近で倒れられた人がいて、否応なしに考えさせられる機会が与えられているように感じている。
普段は意識しない今この瞬間が、誰かの存在によって絶妙なバランスで維持されていること。存在は唯一無二だから代わりは決していないのだけれど、そのアンバランスを埋めるべく、新たな体制と存在が現れる。そうして決して途切れる事無く、日常は常に移ろい、変化していること。
命には、いつか終りが来るということ
考えないようにしている死を、強烈に意識させられる時、生に1番近づく。この瞬間、よく砥いだ刃物の切っ先を向けられたような、自分の命を問われる瞬間が、畏敬の念に似ている。
私はこの世で何をするのか
いつも何者かになりたくて、もがいていた学生時代
手や、身体を使って、何かを生み出せる存在に憧れてやまなかった
それはとてもしんどくて、エネルギーがいることで
けれど、やろうと決めた
でも、まだ、伴っていない
もっと手を動かさなきゃ
いつも、理想がある
それはそれは遠いところに
だからきっとしんどくなるんだろう
今との差を比べては、ため息を吐いてしまうのだろう
目の前の、足元を見て、一つずつ
自分の無力さに絶望せずに
淡々と、やる
焦らず
そのことが、大切で、とても、難しい
私は、この世で、何をするのか
何者になるのか
その問いかけは恐ろしくもあり、私を奮い立たせるものでもある
何者かにならなくても、自信のもてる、私でありたい